□ホリ牧場について
経営理念
ホリ牧場は、「牛のニーズ・人のニーズ」に応える企業を目指します。
牛の衣食住の改善に努め、人の衣食住を豊かにすることに貢献します。
ホリ牧場では無農薬で栽培した自家産牧草を中心に、牛1頭1頭に合わせた給餌を行っています。
生産された牛乳を消費者の皆様へ、より新鮮で安全な形でお届けすることを心掛けています。
牛に対して優しい環境を目指し、毎日の仕事に取り組んでいます。
ホリ牧場の歴史
1932年に金沢市袋畠町で酪農・牛乳販売を開始。
1982年に金沢市から現在の河北潟干拓地へ入植。
2024年現在、営農92年となります。
生産状況
飼養頭数:500頭
出荷乳量:2597トン/年 *R5年実績
牧草栽培延べ面積:57ha *京セラドーム大阪 約43個分
牧草の収穫個数:2697個 *R5年実績 (1個約500㎏)
最近の取り組み
おなかにやさしいA2ミルクの生産を行っています。
R5年10月よりA2ミルク専用牛舎稼働。R6年3月より販売開始。
日本A2ミルク協会が審査を行うA2ミルク認証をホリ乳業と共に取得しています。
安全・安心な管理で牛乳生産を行っていることを第三者目線で証明する、認証をR6年1月に取得しました。JGAP畜産取得は県内初、一般農場でのJGAP(乳用牛)取得は、中部・関西地区で初となります。
SDGsに配慮した、持続可能な酪農生産を目指しています。
石川県で収穫された「お米」の利用にチャレンジしております。
『河北潟ゆうきの里』で牛ふんは堆肥化し、牧草を育てる際の肥料として循環利用しています。
□仕事内容
○えさやり
1日4回えさやりしています。
牧草だけで1日なんと約15kg!
その他の飼料等は、1日1頭1頭の乳量に合わせて給餌を行っています。
○掃除
牛の健康やおいしい牛乳を搾るために、牛の寝床をきれいにします。
畜舎から排泄された糞尿は、堆肥として利用します。
堆肥を使った土づくりをして、牧草を無農薬で栽培しています。
○搾乳(乳しぼり)
朝・夕2回搾乳を行っています。
1日で1頭あたり20~30Lの牛乳が搾られます。
○子牛の哺乳(ミルクやり)
朝と夜の2回あります。
1度の哺乳で4リットルのミルクを飲みます。
□牛について□
現在ホリ牧場では約500頭の牛を飼育しています。
種類は白黒のホルスタイン種と茶色のジャージー種の2種類がいます。
牛たちは生まれてから2年ほどで子牛を生み、お乳を搾るようになります。
□牧場からのお願い
○大きい声や音を出すと牛が驚いてしまうので、牛舎の近くにいるときは静かにしましょう。
○牛や皆さんが病気にならないために、動物を触ったら手を洗いましょう。
*牛舎の中には入れません。
外からのぞくくらいでお願いします。
*電柵の中で牛たちがのんびりしている時もあります。
外から見ていると、なんにでも興味のある牛たちはちょっとづつ寄ってきたりします。
電柵には電気が通っていて危ないので、触らないように外からそっと見てくださいね。
*牛舎内には入れません。
牧場ではスタッフが作業をしています。
作業中の車に気をつけて見学してくださいね。
子供さんが走り回ると危険です。
大きな声を出すと牛が驚いてしまいます。
静かにそ~っと覗いてください。
ご協力お願いします。
□牛舎ギャラリー
▼この牛は乾乳牛です。のんびり散歩中。
▼今は牧草を乾燥してラッピングして発酵させているので使っていませんが、これはサイロです。
▼乳しぼりの合間にちょっと撮りました。隣の牛のお乳の隙間から覗いています。
牛は人懐っこいです。習性として動くものは見てしまうっていうこともあるみたいですね。
▼この機械をお乳に装着して搾乳します。
エサの量も1頭1頭調節しているので1頭から搾れる乳量は少ないのですが、牛の身体の負担は少ないそうです。牛のストレスが少ない飼い方をしているので長生きなんですよ。
▼この子は生まれたばかりの子牛です。子牛たちは生まれてしばらくは
1頭1頭カウハッチという小屋に入っています。
▼哺乳バケツでミルクを飲みます。ミルクに炭の粉を入れています。
▼搾乳が終わった牛舎です。また掃除をしてエサをもらいます
それが終わるとみんな座って一度食べたエサを胃から戻してはんすうします。
これを何回も繰り返すことで身体の中の菌が増え、健康な身体になっていきます。
そんな牛から搾る牛乳は健康なミルクなんですね。
▼大人になる前の中くらいの牛たちも、天気のいい日は外で牧草食べながらのんびりしています。
▼牛の出産。母牛が赤ちゃん牛を舐めてあげています。
ほぼ毎日牛のお産があるので牧場のスタッフはいつも気にかけています。
双子が生まれることもあるし、逆子の時もあってそんな時は慎重にお産を手伝います。
何度もお産をしている経産牛はいつの間にか産んでいるっていうこともあります。
▼子牛を台車に乗せて違う場所に移動中です。
母牛は赤ちゃん牛の後ろをついていってました。
▼この牛たちはお産が近いのでのんびりしています。
人が覗いてるとみんなでどんどん寄ってきます。
この子も牛柄。牧場の犬マロンです。
牧場スタッフに可愛がられているので、誰かが散歩に連れて行ってくれたり遊んでくれたりしています。
▼春から秋にかけて何度も牧草を刈ってエサを作ります。
乾かした牧草をロールにして白いビニールでラッピングして1年間寝かしておくと
発酵してパンみたいないい匂いになリます。
朝晩のえさやりの時間には牛舎が発酵した乾草の匂いでいっぱいになります♪