復興イベント「のとぴあフェス」

震災から2年。あの日の迷いと、今あらためて思うこと。

震災から、丸2年が経ちました。 当時は冬季休業中。2月からの営業再開を見送り、3月にようやく店を開けるまで、ずっと悩み続けていました。

「道も寸断されたまま、まだ大変な思いをされている方がたくさんいる中で、営業を再開してもいいのだろうか?」 「果たして、今、お客様に来ていただけるのだろうか?」

自問自答を繰り返す日々。それでも、「少しでも誰かの心を癒せる場所になれば」という微かな願いを胸に、3月、私たちは営業を再開しました。

支えられたのは、私の方でした

再開したものの、正直に言えば、お店を開けること自体が辛く感じる日もありました。 そんな時、私の背中を押してくれたのは、足を運んでくださるお客様の言葉でした。

「大変だったね」「頑張ってね」

温かい言葉をかけていただくたびに、張り詰めていた心が解けていくのを感じました。ここまで歩んでこれたのは、間違いなく皆様の応援があったからです。

忘れられない、あるお客様との出会い

ある日、能登から年配の女性のお客様が来てくださいました。 その方は、牧場の風景を眺めながら、こうおっしゃったのです。

「昔、牛を飼っていたから、この牧場の空気が本当に懐かしい。今日、ここに来られて本当に良かったわ」

その言葉を聞いた瞬間、「ああ、お店を開けて本当に良かった」と、心の底から救われたような気持ちになりました。私たちが守ってきたこの場所が、誰かにとっての「心の拠り所」になれたのだと実感できた、忘れられない瞬間でした。

3年目の道を、一歩ずつ

今回のイベントに出展し、多くの方と触れ合う中で、「この場所でこれからも頑張っていこう」と、あらためて強く思いました。

復興への道はまだ半ばです。けれど、皆様からいただいた温かなエネルギーを力に変えて、3年目もこのお店から、皆様に笑顔と癒しを届けていきたい。

「ここで続けていくこと」が、私にできる一番の恩返しだと信じて、これからも一歩ずつ歩んでまいります。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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